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椎間板ヘルニア(胸腰部)のダックス

ダックスのような軟骨異栄養症犬種といわれる犬種では急性に発症する椎間板ヘルニアが多いです。
7歳前後での発症が多いような気がしますが、15歳前後で手術をすることもよくあります。
この子は8歳になるモコちゃんです。
後ろ足が立たなくなったと来院されました。
椎間板ヘルニアと診断され、ミニヘミラミネクトミーといわれる手術を実施しました。大量の椎間板物質の摘出ができました。
経過はとても順調で術後7日目には立って歩くようになり、14日目の抜糸時にはほぼ正常な運動能力に回復していました。
軟骨異栄養症犬種の中には生涯の中で複数回のヘルニア手術が必要になる子たちがいます。胸腰部の椎間板ヘルニアの手術ではヘミラミネクトミーといわれる術式が基本になりますが、この術式では背骨の関節を一部切除してしまうため、複数回手術が必要になった場合、背骨に不安定性が出てしまうかもしれません。それに対してミニヘミラミネクトミーでは関節を温存して手術ができるため、複数回の手術が必要になった時にも背骨の安定性が良いと思われます。
手術が必要な状況にならない事がいちばんいいですが、もし必要になった時にはその時もその先も動物病院としてより良いサポートができればと思います。