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ペットを飼いはじめたら

ペットを飼いはじめたら adopt

ペットを飼いはじめたら

犬や猫には、子犬・子猫の時期に発見しておくべき病気や、小さいうちに知っておきたい将来の病気リスクがあります。
また、ペットを飼い始めた時に知っておいていただきたいこともたくさんあります。
カーサ動物病院が、これから大切な家族となるペットとの時間が素敵なものになるよう、
全力でサポートいたしますので、どうぞお気軽にお越しください。

1.ワクチン、フィラリア、ノミ・ダニ、消化管寄生虫の予防

混合ワクチンは、子犬・子猫とも生後6~8週から14~16週齢まで1ヶ月ごとに接種します。フィラリア予防は犬にはもちろん、現在は猫にも推奨しています。また近年、ペットが持ち込む寄生虫によるヒトへの健康被害が心配されることから、ノミ・ダニ、お腹の寄生虫の予防も推奨しています。現在は1つのお薬でフィラリア、ノミ・ダニ、お腹の寄生虫を予防できるものもあります。

2.短頭種を飼い始めたら

フレンチブルドッグやパグのような「短頭種」と呼ばれる犬は、多くの子が鼻、喉、気管に問題を抱えています。これらは「短頭種気道症候群」と呼ばれ、少しずつ悪化していくことが知られています。重症化した場合は命に関わることもあり、またその時点での治療は困難です。現在、生後1歳までの予防手術がこの病気の管理に極めて効果的であることがわかっています。当院では、短頭種の犬が去勢・避妊手術の際に同時にこの予防手術を実施しており、良い効果が得られています。

3.小型犬を飼い始めたら

小型犬には「膝蓋骨脱臼(パテラ脱臼)」という症状が多く見られます。成長期に発症することもありますが、生後2~3ヶ月齢で発見できた場合には「IZ運動」というエクササイズが大変効果的です。早期発見し、IZ運動によって、その症状が消失・軽減する事例も多くあります。最終的に手術が必要になる子もいますが、できる限り早期に認識しておきたい症状です。

4.大型犬を飼い始めたら

大型犬は「股関節形成不全」という症状を持つ子が多いため、当院ではまず股関節の確認をお勧めしています。この症状は股関節の緩さが原因で、股関節が変形し、痛みや脱臼を起こします。早期に気付かれることが少なく、診察時にはすでに重度に進行している場合も多くあります。重度の場合は人工関節や骨頭切除術などの手術で治す方法もありますが、可能であれば早期に発見し、関節温存が可能な予防手術を行うのが良いでしょう。

5.ペットの去勢・避妊手術について

犬や猫の去勢・避妊手術は、望まない妊娠や問題行動を回避するほか、将来発症するかもしれないいくつかの病気を予防する上でとても大切です。雌では乳腺腫瘍、子宮蓄膿症、卵巣腫瘍、雄では睾丸腫瘍、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニア、前立腺肥大などのリスクを減らすことができます。

6.歯のケアについて

子犬や子猫の乳歯は生後6~7ヶ月ですべて永久歯に生え変わります。この時期からゆっくりと歯磨きの練習を始めましょう。また、歯がうまく生えかわらずに乳歯が残っている「乳歯遺残」の状態でいると、正しい位置に永久歯が生えることができず、さまざまな障害を起こすことがあります。生後5~6ヶ月あたりには注意して歯並びを観察しましょう。抜けない乳歯による歯並びの異常を治すには、そのタイミングが重要です。早めにご相談ください。