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門脈シャント
先天性門脈体循環シャントは門脈系の血管の異常のため、消化管で発生する毒性物質が除去されず、神経、消化器、泌尿器などに関連する症状をおこします。
近年の報告では内科療法と比較して外科手術では症状の改善、生存期間共に有意に優れているとされています。
ココちゃんは門脈体循環シャントのうちの脾静脈-横隔膜静脈シャントでした。この手術は異常血管の状態、手術時の年齢、門脈の血圧などにより難しさが変わってきますが、ココちゃんの手術は幸い大きな問題もなく順調に終えることができました。手術後の経過はとても良好で、今日も元気な様子を見せてくれました。