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パテラ脱臼の治療
パテラ内方脱臼はそのグレードや基礎的な要因、前十字靭帯断裂などの併発疾患により治療計画を考えることになります。
今回は最近手術を実施した
①グレード3のパテラ内方脱臼の治療後のレントゲンと
②グレード2のパテラ内方脱臼に前十字靭帯部分断裂の併発ケースの治療後のレントゲンを掲載しました。
①の手術では基本的な手技である内側リリース、滑車形成術、脛骨粗面転移術、外側関節胞の縫縮を実施しました。
②の手術ではTPLO-Mといわれる手技で対応しました。
この2つの手技は実施頻度が高いものですが、時には大腿骨、脛骨の変形矯正を行うこともあります。
よく遭遇する疾患ですが、事前に状況を正しく評価し、その子にあった治療プランを決定することが手術を成功させる上でとても大切だと思います。