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小型犬の橈尺骨骨折について
若い小型犬における前足(橈尺骨)の骨折は、私たちが日々治療する中でも特に多く遭遇する症例の一つです。
ほとんどの場合、手術によって治療を行い、多くのケースで良好に治癒します。ただし、犬種や患者さんの性格
によっては、治療中や術後に気を配る点が増えることもあります。
今回治療したのはイタリアングレーハウンドのワンちゃんです。
この犬種は脚が長く、非常に活発な性格をしているため、骨折後の治療管理に特有の課題が生じることが知られ
ています。そのため、手術では骨折の状況や骨の形状だけでなく、患者さんの性格や行動特性も考慮しながら、
適切なインプラントの選択や手術法の検討をしました。
今回の手術では写真のような方法で治療を行いました。
術後の経過は非常に良好で、元気で過ごしている様子を見て私たちも安心しています。
一日も早く完全に回復し、楽しく走り回る姿を見られる日を心待ちにしています!